こんなとこで電気クラゲたちにお願いしても誰も言うこと聞いてくれないみたい

これは方法はひとつしかない!

「拉致」または「誘拐」

無理やり連れていくしかないのかも・・・

でも触るとビリビリするし・・・どうしたらいいんだろう?

電気クラゲは相変わらず歌っている

 

ふわふわふわふわ♪

のんびりしてるのが一番幸せ〜〜

ふわふわふわふわ♪

 

なんとなくブータくんも真似して歌ってみました

 

ふわふわふわふわ♪

楽しいことだけ考えよう〜〜

ふわふわふわふわ♪


歌っていたら気が軽くなってきた

「ミャアコちゃんの命令なんかどうでもいいや、楽しいことだけ考えよう〜〜電気クラゲさんさようなら〜」

「もう帰るの?」「さよなら」「バイバイ」「ふわふわ」「もっと歌おうよ」「さようなら」

ブータくんは電気クラゲさんたちって良いひとなんだなあと思いながら、マーメイドタウンに帰りました

「ブータくん、電気クラゲ取ってきた?」

ミャアコちゃんはマーメイドタウンの入り口でブータくんの帰りを待っていました

「ごめん・・・」

「ごめんって何?取ってこれなかったの?取ってこないのに帰ってきたの?」

詰問されるブータくん、何を言ってもミャアコちゃんを怒らせるだけだと思って、ブータくんは歌ってごまかすことにしました

 

ふわふわふわふわ♪

楽しいことだけ考えよう〜〜

ふわふわふわふわ♪

電気クラゲなんて取ってこなかったよ〜〜

ふわふわふわふわ

そんなことどうでもいいじゃん〜〜〜

 

「どうでもよくないわよ!」

ミャアコちゃんは泣きながらブータくんを殴りました

「電気クラゲが無いと、お父さんが死んでしまうのよ!」

叫びながらバタフライで泳いでいくミャアコちゃん

・・・どうして?どうしてお父さんが死んじゃうの?・・・

なんだかよく分からないけど、ブータくんは後悔しました・・・

 

つづく

 

笠木 透さんの名曲「海へ行こう」にのせて送る
アニマルマーメイドフラッシュアニメ

http://www.youtube.com/watch?v=Mwi6i4e0QcA


笠木透 作品集検峪笋某誉犬箸い┐襪發里あるなら」収録

ブータくんは電気クラゲにお願いしてみました

「あの・・・誰か僕と一緒にマーメイドタウンに行ってもらえますか?」

「なんで?」「どうして?」「何ゆえに?」「あんたと」「君と」「お主と?」「おたくと?」「マーメイドタウンに?」「行くの?」「なんで?」「どうして?」「なにゆえに?」「あんたと」「君と」「お主と?」「おたくと?」「何かくれる?」「どうして?」「うちら」「そんな暇」「無い」「無い」「無い」「無い」「ありません」

みんなが一斉に喋るもんだから、ブータくんにはよく分からない・・・

「僕と一緒にマーメイドタウンに・・・」

「なんで?」「ここで漂っているほうが楽しい」「どこに?」「どうして?」「ぼくらは海のさすらいクラゲ」「何ゆえに?」「あんたと」「君と」「お金くれるの?」「お主と?」「おたくと?」「マーメイドタウンに?」「時給は?」「行くの?」「なんで?」「めんどくさい」「どうして?」「なにゆえに?」「今日の海は塩辛い」「あんたと」「君と」「お主と?」「おたくと?」「何かくれる?」「どうして?」「これからデートなんだ」「うちら」「そんな暇」「無い」「無い」「無い」「無い」



電気クラゲたちが歌いだしました

♪無い無い無い無い無い
ぼくらはとっても忙しい
ふわふわふわふわ
海をただようぼくたちは
目的決めてどこかに行くのは大嫌い
ふわふわふわふわ
それが一番しあわせなんだ
ふわふわふわふわ♪


つづく

ミャアコちゃんの命令は何でも聞いてしまうブータくん

「カツオノエボシを取ってきて!」

そう言われて断りきれなかったブータくん
仕方なく、電気クラゲのたくさん集まる海にやってきました
目の前をウヨウヨ漂う電気クラゲ

「どうしてこんなにたくさんいるんだろう・・・どうやって取ったらいいのか分からないなあ・・・」

ブツブツそんな事を呟くブータくん




「あの・・・」

電気クラゲに話しかけてみました
海中に漂うクラゲたちが一斉にブータくんを見ました

「なに?」「なに?」「なに?」「なんの用?」「なんの用?」「ここはアニマルマーメイドのくるところじゃないよ」「ないよ」「さあ帰った帰った」「帰った」「僕らに近づくと電気でビリビリするよ」「ビリビリするよ」「ビリビリ」「ビリビリ」

電気クラゲたちが一斉にしゃべりました

ブータくんはビリビリする前に、ビクビクしていました

つづく




ここはアニマルマーメイドたちが住んでいるマーメイドタウン

人魚ブタのブータくんが好きなのは人魚ネコのミャアコちゃん
ミャアコちゃんはとってもオシャレな女の子
でも、ちょっと気が強くてワガママ

「ブータくん、チョコレート買ってきて!」
「ブータくん、背中かいて!」
「ブータくん、邪魔だからあっち行って!」

気の優しいブータくんはいつも言いなり
でも・・・ミャアコちゃんに振り回されるのは、嫌じゃない

「だって、ミャアコちゃんはとっても可愛いから」



まだ女の本質に気づいていないブータくん
将来が心配だ・・・

でも、本人が楽しければそれが一番ですよね
いじめられても殴られても、本人が楽しければ万事OK!

「ブータくん、カツオノエボシって知ってる?」
「うん、知ってるよ、別名電気クラゲって言うんだよ」
「取ってきて」
「えっ・・・でも、刺されるとビリビリするんだよ」
「取ってきて!」
「どうして?」
「早く!」

仕方ないので、ブータくんは電気クラゲを探しに行きました

「もう〜・・・ミャアコちゃんは言いだしたら聞かないんだから・・・」

ちょっと文句を言うブータくん

「でも、可愛いからいいや」

ブータくんの将来が不安だ・・・
果たしてブータくんは電気クラゲを持って帰ることができるのか?

つづく



ここは、アニマルマーメイドたちが住んでいるマーメイドタウン
上半身が動物で、下半身が魚、それがアニマルマーメイド

人魚ブタのブータくんは10歳
ブータくんの好きな場所は海の上の小さな島
夜、暗くなってからそこに上がると
厚い雲の間から星が見えます
聞こえてくるのは波の音だけ



ブータくんは島の上で目を閉じてジッと波の音を聞きます
そして時々目を開けて星を眺めます
星がキラキラしています

ブータくんは亀のお爺さんに聞いてみました
「お爺さん、夜空でキラキラ光っているのは何ですか?」
お爺さんは眠そうな目を少しだけ開けてブータくんを見ました
「お前は、どこでそれを見たのじゃ?」
「北の海にある小さな島の上から見ました」
「そうか・・・もうそこに行っちゃいかんぞ」
「どうして?」
「海の中が一番安全なんじゃ、海の上に出たらワシらは死んでしまう」
亀のお爺さんはそう言うと波に揺られながら泳いで行きました

でも、やっぱり
ブータくんは島の上から星を見るのが大好き





人魚大熊猫のお嬢さん
性格悪いらしい・・・



躁鬱症の海亀



人魚豚とウミウシ

 海亀「あたしの悩みと言うのは・・・」
人魚大熊猫「ああ〜お腹空いた〜〜、ねえなんか食べるものないの?」
人魚鼠「さっき食べたばかりじゃないですかお嬢様、もう少し我慢してください、それ以上食べると太りますよ」
人魚大熊猫「もう〜冷たいのね、あたしは太りたいの!あらこんなところに豚と亀とウミウシがいるわ!ここはどこ?水族館?」
人魚豚「またうるさい女が来たな」
人魚大熊猫「何よ豚!うるさいってことはないんじゃない!あたしを誰だと思ってるの!鼠執事!こいつに言ってあげなさい」
人魚鼠「申し訳ありません、お嬢様はちょっと我儘なものですから、ご勘弁を」
人魚大熊猫「誰が我儘なのよ!」
人魚豚「お嬢様だか何だか知らねえが、さっきからピーピーうるさいんだよあんたは!ちっとは静かにしろ!お前の口をミシンで縫いつけてやるぞ!」
人魚大熊猫「あら、面白い事言うわねこの豚、できるもんなら縫いつけてごらんよ」
人魚鼠「まあまあお嬢様」
ウミウシ「喧嘩は良くないわ」
海亀「そうそう、旅は道連れ世は情け、豚に小判ってね」
人魚豚「そりゃ猫だ!」

ウミウシ「あなたたちも、記憶の果て海まで行くのですか?」
人魚鼠「いえいえ、そんなところには恐ろしくて行けません、その前の(記憶の手前岩)まで行くつもりなんです、お嬢様が岩をバックに写真撮ってブログに載せたいって言うものですから・・・」
人魚大熊猫「パワースポットで有名なのよ、あんたたち知らないの?遅れてる〜〜〜〜!」
人魚豚「何がパワースポットだ!そんな所に行ったってあんたの運は上がらねえよ」
人魚大熊猫「・・・鼠執事、こいつを射殺して!」
人魚鼠「まあまあ、お嬢様」
海亀「実は私もそこに行く予定なんですよ、こう見えて最近不運なんですよ私」
人魚豚「こう見えてって、どう見えるって言うんだ」
海亀「もしかして人魚豚さんも(記憶の手前岩)に行くつもりじゃないんですか?何かを探しているような顔してますよね、やっぱり私と同じで幸運になりたいんですね?私はこんな性格でしょう」
人魚豚「知らねえよ」
海亀「気持ちの浮き沈みが激しくて困るんですよ、調子の良い時は、お〜〜〜〜♪お〜〜〜♪って唄っちゃうんだけど、落ち込むと・・・」
人魚豚「分かった!分かった!分かったからもう止めろ!」
海亀「あ・・・・」
人魚豚「ひとりで落ち込め!」
ウミウシ「人魚豚さん、そんなにいじめちゃ海亀さんが可哀そうよ」
人魚豚「いじめてるわけじゃない、怒ってるだけだ、お前は黙ってろ!」
人魚大熊猫「あなたたちは友達どうしなのに喧嘩ばかりしているのね、なんて心の狭い人たちなのかしら」
人魚豚「俺たちは友達じゃない!」
人魚大熊猫「あら、失礼しました、ファミリーだったんですか」
人魚豚「こんな家族がいるか!」


つづく





Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

ことはネコ

ワンワンむっちゃん

ルンルンみやこ

おねだりメイペンギン

着ぐるみなおこ

Archive

Recommend

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM