「タイムマシン」はショートショートで書き始めたので・・・行きあたりばったりで続けているうちに迷路にはまりこんでしまいました、そんなわけで、新たに「新タイムマシン」として「自由への長い旅」を書き始めます、今度はちゃんと考えて書きます!(笑)


自由への長い旅 序章

物語は2012年から始まる
主人公の俺は59歳、来年は還暦だ
仕事はエロ漫画誌の挿絵やエロ漫画を描いたり、昔の知り合いから暴露雑誌のカット描きの仕事をもらったり、たまに子供向けの自伝などの漫画を頼まれたりするが、これはページ数も多く、とても美味しい仕事だ・・・しかし、そんな仕事は滅多に無い・・・

40代までは二流雑誌だったが青年誌に描いていた
20代から漫画家になり、一時は連載三本も抱える人気漫画家だったこともある
アシスタントの女の子と結婚し、子供も生まれ幸せな時期もあったが、連載が減って行くと、妻も去り「先生!今度うちの本にも連載お願いしますよ」と言っていた編集者もスタジオに顔を出さなくなり・・・いつのまにかアシスタントも居なくなり、仕事も無くなってしまった・・・

漫画の世界も日々進歩しているが、そのスピードに着いて行けなくなったベテランの生きる場所は、皆無だ・・・

そんなわけで、朝からパチンコ屋に並ぶ日が多くなったが、そうそう儲かるわけでもなく・・・新聞配達のバイトもしたが、前夜飲み過ぎて遅刻してしまい、首になった・・・

そんな悲惨な日々を送る俺の唯一の楽しみが
自宅近くのスナックに通うことだ
その店に、由香と言う源氏名の娘が居た

「先生、漫画家なんですってね、すごいわ!どの本に載っているんですか?ジャンプ?マガジン?」
先生と言ってくれるのは、今じゃこの店の女の子だけだ
「ジャンプにもね、描いてくれって頼まれるんだけどさ、断ってるんだ、今はライフワークとして人類と神についての長編を描く準備をしているんだよ」
「人類と神?なんだかテーマが大きいですね、なんか楽しみ!出来たら見せてくださいね!」
「もちろん、由香ちゃんに一番最初に見せるよ」
もちろん口から出まかせだ

「嬉しい!先生何か歌います?」
「う〜〜〜ん、そうだな・・・じゃ岡林の(自由への長い旅)を入れてくれるかな」
「じゃあ、由香も一緒に歌うね」


いつのまにかわたしが
わたしでないような
枯葉が風に舞うように
小舟が漂うように
わたしになるために
育ててくれた世界に
別れを告げて旅立つ

信じたいために疑い続ける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も



彼女とふたりで歌っているこの時が、俺にとって一番幸せな瞬間だ

俺はある時、思い切って誘ってみた
「お店が終わった後、二人だけで飲みに行かないか?」
「ごめんなさい、アフターはひとりで行っちゃいけないの、誰かとふたりならOKなんだけど」
「じゃあ、休日にデートするってのは?」
「休日はお母さんと買い物に行く予定なの・・」

そりゃそうだよなぁ・・・と俺は思った
彼女の父親は52歳だと言う
俺よりずっと年下だ
こんな還暦まじかのおじさんとデートなんかしたって面白くないだろう・・・

いつも思っていることだけど・・・人生ってつまらない・・・人生って味気ない・・・幸せって何だろう・・・俺は落ち込みやすい性格だった・・・

そんな時
高校時代の友人から電話が来た
友人は高校から大学へ進み、今も大学の研究室に残って、研究三昧の日々を送っている、
俺の友人には珍しい勉強家だ

研究室に行くと部屋の真ん中にスバル360が置いてあった

「山田!やったぜ!」
山田と言うのが、俺の名前だ
「何をやったんだ?」
「この車は、実はタイムマシンなんだ!」
「タイムマシン?ってことは未来でも過去でも行けるのか?バック・ツゥザ・フューチャーってことか?」
「そのとおりだ!」
「それがホントならすごいなお前!ノーベル賞もらえるぞ!」
「ノーベル賞どころじゃないぞ!これを売り出せば、俺は大金持ちだ!」

「実験したのか?」
「いや・・・それがまだなんだ・・・研究室の誰も、これに乗りたがらない、失敗したら戻ってこられないんだからな・・・そりゃ乗りたくないよな」
「自分で試してみればいいじゃないか?」
「うん・・・そう思ったんだけどさ・・・妻が反対するんだ・・・」
友人は去年12歳下のキャビンアテンダントの女と結婚したばかりだ、俺がこんなに不幸なのに、なんて幸せな奴だ、ムカつく・・・

その時、ひとつの考えが浮かんだ!

「俺がやってやるよ、実験!」
「ホントか!?」
「ああ、俺は昔からタイムマシンに乗るのが夢だったんだ」
「山田なら、そう言ってくれると思っていたよ」
・・・なんだ、こいつ、そのつもりで俺を呼んだのだな・・・
またムカついた、こいつの鼻を明かしてやる!

翌日、研究室のみんなが集まり、実験を始めることになった
まず、テストとして一時間後の未来に行くことになったが
俺は素直に言うことを聞くふりをして、気付かれないようにタイムトラベルの目標時間を2001年にした

実験開始
俺の乗ったスバル360はタイムトラベルした

到着したのは2001年の東京
旅客機がニューヨーク世界貿易センタービルに衝突したと、世界中が大騒ぎしていた9月11日だ
タイムトラベルは大成功

俺の目的はこの世界で、15歳の由香を探して拉致することだ・・・


つづく









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