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 夜の10時過ぎ、風呂から上がった作者に、二男がこう言った
「いまアメリカの世界貿易センタービルに2機目の飛行機が追突したよ」
作者は身体を拭きながら
「そんなわけないだろ、偶然でもそんなことは滅多に起こらないよ」などと呑気なことを言っていた
2001年9月11日の夜(日本時間)

俺は塾帰りの15歳の彼女を拉致して車に押し込んだ
暴れる彼女の顔を殴ってしまったのが唯一の誤算だった
しかし、それで彼女は急に静かになった、こういうのを怪我の功名というのか?
タイム表示を1969年にしてすぐにタイムマシンを発進させた

1969年4月
この時期、国鉄中央線荻窪三鷹間の高架複々線化が完成している

武蔵関、現在スタジオぎゃろっぷ自社ビルが建っているあたりに到着
しかし、この時代スタジオぎゃろっぷは無く、あたりは畑だらけだったので、幸い誰にも見つかることも無かった
俺はすぐに駅前の不動産屋に行った
平屋の一軒家で1万8千円だ
猿ぐつわをしたままの彼女を部屋に残し、生活道具を買いに行った
そんなことをしているうちに日が暮れてきた
彼女は暗い部屋で縛られたまま寝ていた
涙の跡が残っている
その時俺は、申し訳ない気持ちで泣きたくなった

・・・彼女を幸せにしよう・・・

そう誓った

猿ぐつわを外し、手足の縄を解いた
彼女はまだ眠ったままだ
彼女が起きるまでの間、俺は食事の用意をした

味噌汁の味を確かめている時、急に後ろから殴られ昏倒した
見るとフライパンを振りかざした彼女
「うあ〜〜〜〜!」と叫んで更にフライパンを振り降ろしてきた
俺はすかさず彼女の腹を蹴った
「ぐへっ」と叫んで彼女が六畳間に転がっていった
俺は馬乗りになり手足の自由を奪った
「やめろ!そんなことをしても無駄だ由香!」
「ぶ〜〜〜っ」
彼女はふくれっ面をして黙ってしまった

味噌汁が吹きこぼれそうになったので、俺はあわてて彼女の上から下りてガスを消した
彼女は上半身を起こして俺を睨みつけながら
「あたしは由香じゃないわよ!誰かと間違えて誘拐したんじゃないの?」
「分かってる、由香っていうのは店の名前だからな、本名は田中詠子15歳、間違いじゃない」
「誘拐したって、うちは貧乏だからお金無いわよ」
「分かってる、金目的の誘拐じゃない」
「じゃあ、身体目的?いいわよお金払うのなら一回くらい、援交してる友達は一杯いるからね」
俺は怒鳴った
「そんな目的じゃない!俺は君の身体に指一本触るつもりは無い!そんな汚らわしい気持ちは一切ありません!」
彼女はキョトンとした顔をして
「お金もいらない、あたしの身体もいらない・・・じゃあ、何のために誘拐したのよ・・・おかしなおじさん・・・ああ、お腹空いた、ご飯食べよう!」
「あ・・・そ・・・そうだな」

貧相な食卓だったが、取りあえず彼女と俺の初めての晩餐
テレビでは(ひみつのアッコちゃん)を放送していた
ご飯を食べながら笑う詠子
「アッコちゃんおかしい〜〜、でもさ、おじさん、テレビ壊れてるわよ」
「壊れてないんだ、この時代はまだ白黒テレビが当たり前だからね」
「白黒テレビ?なんでわざわざ白黒?・・・エコってこと?」
「まあ・・・そんなもんかな・・・」
そう言いながら、ふたりはテレビを見て笑った


つづく



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