ウサギ探偵は歩き疲れて座り込んだ
「先輩〜〜早く行きましょうよ〜〜〜」
幽霊のカーバー王子は急かす
「王子〜〜あんたは幽霊だから疲れないだろうけど・・・こっちは生きてるからさ〜疲れるんだよ〜腹も減ったし・・・」
幽霊カーバーため息ついて
「情けないなぁ先輩・・・早くしないと日が暮れちゃいますよ」
「先輩先輩ってさ〜俺はあんたの先輩じゃないんだけどねぇ・・・」
「人生の先輩っすよ!」
「あっそう・・・まあ、いいけどね・・・じゃぁ俺を背負ってくれ後輩!」
「え〜〜〜!」
「え〜〜じゃない!背負え後輩!」

幽霊カーバーしぶしぶウサギ探偵を背負った
「おばけのQ太郎みたいに空飛べ!後輩!」
「はいはい・・・」
いやいやながらも空を飛んでいく幽霊カーバー
「おばけと幽霊は種類が違うんですけどね・・・」
「でも、飛べるじゃん!ヤッホ〜〜〜イ!
・・・俺なんか見捨ててひとりで行けば良かったのに、なんでそうしなかったんだ?」
「旅は道連れって言うじゃありませんか〜先輩」
「カーバー王子、なんかキャラ変わってない?」
「先輩!そりゃそうですよ〜新しい年が始まりましたからね〜、新しい自分を表現しなくちゃいけませんよ〜」
「そんなもんか?」

「先輩の今年の目標は何ですか?」
「目標か・・・何だろうね・・・食うに困らなければいいってことかな?」
「先輩!そんなの目標でも何でも無いですよ〜〜なんか無いんですか?今年こそ出会い系で彼女見つけるとか?今年こそ出会い系の女と結婚してやりまくるとか?今年こそ出会い系の女に妊娠させてやるとか?今年こそ出会い系の女の子の携帯メアド100人集めるとか?今年こそ出会い系じゃなくてデリヘル行くとか?」

ウサギ探偵呆れた顔して
「後輩・・・キミの目標はやることばかりだな・・そんな目標でいいの?」
「だって、これこそ男の夢じゃないですか?」
「そうかも知れないけどさ・・・キミは仮にも王子だろ?民の幸せを願うとか、そんな目標は無いのか?」
幽霊カーバー笑いながら
「だって、もう死んじゃって幽霊だからさ〜そんなこと願っても仕方ないし〜
ある意味、いまの自分は幸せなんですよ〜生きていたころは、やっぱり、王子だから恥ずかしくないようにとか、王子だからみんなの手本になるようにとか、王子だから些細なことで動揺しちゃいけないとか、王子だからオナラしちゃいけないとか、いろんなこと考えていたけど、いま幽霊だからさ〜〜そんなこと考えなくていいんだもん〜〜気楽ですよ〜先輩!」

「ふ〜〜ん、そんなもんかね・・・王子ってのも大変なんだな」
「いまはレンタルビデオ店で嫌らしいビデオだって借りれるし、コンビニで立ち読みだってできるし、酔っぱらって立ち小便したって平気だし、気楽ですよ〜〜先輩〜〜」
「立ち小便はまずいだろうけどな・・・でも、そういうこともあるんだろうな・・・」
「おっ!先輩!なんか灯りが見えてきましたよ!ハイエナのアジトじゃないですかね?」
「うん!そうかも知れないな、進め!後輩!」
「OK!先輩!」

太陽が地平線に沈もうとするころ
ウサギ探偵を背中に乗せた幽霊カーバーが低空飛行でハイエナのアジトに近づいた

その頃
ハイエナのアジトでは、すっかり打ち解けたポコポコ王女とハイエナジャックがダンスを踊っていた
「ポコポコ王女、あなたの瞳は摩周湖のように澄み切っていますね、引きこまれてしまいそうだ」
ハイエナジャックが大塚明夫のような声でポコポコ王女の耳元に囁いた
それだけでトロ〜〜ッとなるポコポコ王女
「ジャック、あたし幸せです・・・アズマックスと結婚した安めぐみより幸せです・・・」

すっかり恋の虜になってしまったポコポコ王女
ハイエナジャックの魂胆は?


つづく

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