執事のねずみ爺さん、久々の登場
プロペラ機に乗って荒野の上を飛んでいた
どうしてこんなところを飛んでいるかと言うと、もちろんポコポコ王女に会うためである
カーバー王子殺害の罪で捕まり、脱獄してしまった王女
でも、ねずみ爺さんはポコポコ王女の無実を信じていた
どこかの野原で死にかけているんじゃないかと、心配で心配で胃潰瘍になりそうだったねずみ爺さん
孫のちゅう太郎を連れて王女探しの旅に出たというわけなのです

プロペラ機を操縦しているのは孫のちゅう太郎
「爺ちゃん、何か見えるかい?」
後部座席に座っているねずみ爺さん双眼鏡構えながら
「何も見えないちゅう〜〜行けども行けども荒野ちゅう〜〜おや?三時の方向に土煙が見れるでちゅう?」
プロペラ機は方向を変えて三時の方向へ飛んでいく
少しずつ高度を下げながら見ると、一台のバイクが荒野の中を猛スピードで走っている
バイクに乗っているライダーが走りながら見上げた
ヘルメットをかぶっているが、それは紛れもなくトラのジョーであった

「あ〜〜〜〜〜〜〜!あいつはトラのジョーでちゅうううううう〜〜〜!」
ねずみ爺さん叫んだ
「トラのジョーって・・・誰?」
孫のちゅう太郎はトラのジョーを知らない
「トラのジョーなら、ポコポコ王女の居る所を知っているかもでちゅう〜〜〜!もっと近づくでちゅう!」
その前にバイクが止まって、トラのジョーがライフルを手に構えた

「あ〜〜〜〜あぶないでちゅうううう〜〜〜狙われてるでちゅう!」
孫のちゅう太郎あわてて操縦桿を引いたが間に合わなかった
翼を打たれ、おまけに操縦桿引きすぎて失速
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
「ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
プロペラ機は墜落
地面を頃がる間に、プロペラ機から投げ出される二人
「ぶちゅう〜〜〜〜」
「じ・・・爺ちゃん、大丈夫?」
「うぶぶ・・・生きてはいるがあちこち痛いでちゅう〜〜〜」

そこにバイクが走ってきて転がっている二人にライフルを突き付けた
「お前たちこんなとこで何をしている?」

「あああああの・・・私は執事のねずみ爺さんと言います、あなたはトラのジョーさんでちゅか?」
「俺のことを知っているのか?」
「はい、ポコポコ王女と町に行った時にお会いしました」
「ポコポコ王女?久しぶりにその名前を聞いたな・・・」

トラのジョー、にやりと笑いながら
「ポコポコ王女は殺人の罪で捕まって脱獄したらしいな、いい気味だ」
「そんなことありません、王女は無実なんでちゅう!」
「あの女なら人殺しくらい平気でするだろう、自業自得だ」
「いやいや、それは誤解でちゅう、ポコポコ王女はホントは優しい人なんでちゅう!」
「ふん!」
トラのジョーは立ち去ろうとした
「待ってくだしゃい!ワシらも連れて行ってくれないでちゅか?こんな荒野に置いていかれたら死んでしまうでちゅ・・・」
トラのジョーはしばらく爺さんと孫の顔を見ていたが
軽く顎を上げて
「来い」
と言って歩きだした
爺さんとちゅう太郎はあわてて後を追って、タンデムシートにしがみ付いた


ウサギ探偵と幽霊のカーバー王子はアジトにたどり着き、灯りのもれる窓から中の様子をうかがっていた
「う〜〜ん、この部屋には王女の姿は見当たらないなあ・・・手下のハイエナばかりだ・・・」
「先輩、ここは自分に任せてください、ちょっと姿を消して中の様子を探ってまいりやす」
「そうか!こういう時に幽霊は便利だなぁ〜」
なんて言っていると、一台のバイクが砂煙を上げながらアジトに近づいてきた
「?」と見るウサギ探偵と幽霊カーバー
バイクはアジトの前で止まり、トラとボロボロのねずみが二匹降りてきた
トラは慣れた感じで見張りのハイエナに挨拶すると何事か話しかけた
頷くハイエナの手下
ボロボロのねずみ二匹を手荒く捕まえると裏小屋のほうに連れて行った
「痛いでちゅうううう〜〜〜乱暴にしないでほしいでちゅ〜〜〜!」
「爺ちゃ〜〜〜〜ん」
二匹の叫び声が遠ざかって行く

「あれはもしかして、執事のねずみ爺さんだよな?」
「そうですね、どうしてこんな所に来ているんでしょうね〜?先輩!」

トラがヘルメットを脱いだ
「トラのジョー!」
ウサギ探偵びっくり

トラのジョーはアジトの中に入っていった

相変わらずダンスを踊っているハイエナジャックとポコポコ王女
丸い頭をジャックの肩に乗せてデレ〜ッとしている王女
「ポコポコ王女、あなたの丸い頭はまるで阿寒湖のまりものように美しいですね、コロコロしたくなります」
ハイエナジャックが大塚明夫のような声で囁いた
何を言われても大塚明夫だったら許せる

「ジャック、あたし幸せです・・・第一子を出産した小雪より幸せです・・・」

そんなところへ
トラのジョーがやってきた

ポコポコ王女の後ろのドアが開き
トラのジョーが入ってきた
「ハイエナジャック、久しぶり」
ジャックも気づいて
「ジョー!よく来たな!待っていたぞ!」
王女の身体を放した
王女は振り返る一秒の間に考えていた

・・・ジョー?ジョー?どこかで聞いたような甘美な名前?胸の奥から滲み出るようなこの思いは何?・・・

そしてトラのジョーの顔を真正面から見た

「トラのジョー!?」

ジョーも目を見開いて

「ポコポコ王女・・・なぜここに?・・・」

運命の出会い!
・・・なのか?


つづく



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