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 高校なんか行くつもりの無かった僕は
まったく勉強しなかった
漫画家になることが夢だったから、勉強なんて必要ないって思っていた
ただ、漫画家になるための具体的なことは何にも考えていなかった

母の勧めで、富士製鉄を受けた
ここは働きながら高校に行かせてくれるのだ
しかし、行くつもりのまったく無かった僕は試験勉強もせず案の定落ちた

当時、僕のクラスで進学するのは半分くらいだったと思う
秋田の肉屋に就職した奴とか
東京に行った奴とか・・・
まだまだ、集団就職の雰囲気は残っていたのだと思う

進学するつもりが無かった僕が考え直したのは
手塚治虫先生の漫画家入門を読んだからだ
それには「漫画家になるのなら、高校くらい卒業したほうがいい」と書かれてあった
当時の漫画家は中卒ばかりだったような気がしていたので(失礼)
中卒でもなれると思っていたし、母ひとり子供三人の家庭では、高校に行けるような経済状態でも無かった
兄も中卒で働いていたし、中学卒業したら働くのが当たり前だと思っていた

しかし、定時制なら行ける!
兄の同級生も行っていた(啓明高校)と言うのが輪西にあった
そこは定時制専門の高校だ

入学試験前日あわてて勉強したおかげかどうか分からないけど、運よく受かった
とは言っても、募集人員より受験者のほうが少ない状況だから、受かるのが当然って感じだ

1学年1クラスで40名ほど
4学年4クラスだ、単純計算で全校生徒160名
しかし、毎年退学していく生徒がかなりいるので、4年生は半分くらいしか居ないかもしれない
働きながら4年間も通うのは大変なんですね・・・
僕も1年の10月に退学したので、大きなことは言えません(笑)

クラスの年齢構成はバラバラ
中学卒業してすぐに入学した生徒は半分弱
20歳過ぎの人もたくさん居た

中学では、ちょっと不良で威張っていた生徒も
年上の同級生に「静かにしろ!」と怒鳴られて言い返せなくて黙っている
そんな風景はおかしかった

昼間ガラス店で働いて、夕方バスに乗り定時制に通う
そんな生活は楽しかったような気がする
片思いの女の子もできたし・・・

そんな楽しい生活だったはずなのに
「東京に行こうか?」って友達の誘いに乗ってしまったのは何故だろう?
やっぱり、片思いで終わってしまった恋と、都会の生活への憧れだろうか(笑)





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