私が今まで認識していたのは。
縄文人がアイヌのルーツであり、弥生人が和人。
縄文人が古モンゴル系で、弥生人が新モンゴル系。
そんな単純なものでした。
でも、だいたいの部分は「アイヌの歴史 海と宝のノマド」でも同じです。
つまりアイヌは、基本的には東南アジアや東アジアから日本列島にやってきた後期更新世人類の子孫と
いうことになる。
しかし、そのまま北海道に渡ってアイヌ人になったかと言うと、それほど単純なものではありませんでした。
アイヌの先祖である古代の擦文人は、サハリンから道東オホーツク海沿岸に南下してきた北方モンゴロイドの
「オホーツク文化」人を同化していった。
難しい(笑)
複雑だ!
それはそうですよね。稲作を伝えた弥生人にしても、縄文人と同化していったのだし、
みんな同化しながら一つの新しい文化を作っていくのですから、
アイヌ人が最初からずっとアイヌ人だったわけじゃないですよね。
ちなみに「擦文人」と言うのは縄文人と同じように「擦文土器」を使っていた人々と言うことですね。
この本によると「擦文時代」は日本の飛鳥時代の途中から平安時代に重なっています。
その後、鎌倉時代からはアイヌ文化時代と言うのでしょうか。
参考文献 瀬川拓郎 アイヌの歴史 海と宝のノマド
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