タイムマシン ACT4

19歳の彼女を拉致した!
すぐにスバル360に押し込んで過去へ向かう
とうとう俺は犯罪者!
藤子・F・不二雄さんのマンガなら、すぐにタイムパトロール隊がやってきて捕まるだろうが、現実にはそんなパトロール隊は存在しない・・・いや、いるかもしれないが・・・

まあ、それはその時考えるとしましょう

非常に展開が早い本作では、拉致の手順など詳細に書いている暇は無いので省きます
とりあえず睡眠薬を飲ませたということでお許しを!

そんなわけで
1975年にやってきた

この年、ベトナム戦争が終結
テレビアニメ「タイムボカン」が放送開始
5月1日、本上まなみ誕生
11月16日、内田有紀誕生
22歳の別れ、なごり雪・・・かすかにフォークソングの小さな流れはあるが
ユーミンがニューミュージックの大きな流れを作り出そうとしていた時代

この時代
23歳の俺はフォークシンガーになる夢は微かにあるものの、時代の流れが早すぎて、付いていけなかった・・・
上京し勤めた会社をすぐに退社、バイト生活をしながら知り合った女の子の紹介で文芸サークルに入り、ガリ版刷りの同人誌に詩とも言えない意味不明ななぐり書きを発表しては「〇〇くんの詩はランボウみたいだね」なんて愚にもつかない褒め言葉に自信満々になっていた頃・・・
先の見えない霧の中を彷徨っていた23歳の俺

そんな俺のいる時代に、59歳の俺と19歳の彼女はやってきた
彼女が目を覚ましたのは新宿歌舞伎町の裏にある古いアパートの一室
6畳一部屋、トイレと台所は共同、風呂は無い
19歳の彼女は小さなうめき声をあげて目を開けた
睡眠薬から目覚めた後は、しばらく頭痛がする(想像だけど)
彼女はボーッとした目で59歳の俺を見た
特に悲鳴をあげることもなく、じっと俺を見ている
26歳の彼女も可愛らしかったが、19歳の彼女ももちろん可愛い、じっと見つめられて、俺は恥ずかしくなってきた、こんな可愛い少女をこんなところに拉致して連れて来るなんて、俺はなんて悪党なんだろう・・・と後悔した・・・

「ここはどこ?」

「ここは、新宿、ただし1975年の新宿だけど・・・」

「えっ?・・・」

「キミのいた時代は2011年、だけどここは、1975年、つまり2011年から36年前の過去だ」

「過去?」

まだ理解できないみたいだ、それも仕方ない、タイムマシンで過去に連れてこられるなんて、滅多にできない経験だ・・・

「どうして、過去なんかにいるの?」

あんまり正直に話してもよけい理解できないかもしれない
ここは、誤魔化そう

「2011年、地球に隕石が衝突した、そのエネルギーは強大なものだったらしい、時空間に乱れが起きて、時間軸がずれてしまった・・・そのために過去に飛ばされたらしい・・・私もキミと同じように過去に飛ばされてきた」

「・・・そう・・・なんか突然後ろから羽交い絞めされて気を失ったような記憶があるけど・・・」

俺はちょっとあわてて
「それは夢だよきっと!」

「そうね・・・そう言われると、そんな気もする・・・」


つづく






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