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 ポコポコ王女 悶々の日々!の巻


ある時はスィーツ屋の店員、ある時はオカマのトラ、彼の名は(ジミー)

ジミーは悩んでいた
ポコポコ王女からもらった指輪を宝石店で鑑定してもらったら、なんと一千万円のダイヤモンドだと言うではないか!偽物だと思っていたジミーはびっくり
・・・こんな物をもらってはいけない、ママの治療費は僕が頑張って稼ぐんだ・・・

指輪を返したくて、彼は、あの日出会ったゾウさんの似顔絵を描いて探し回った
ゾウさんがホントはポコポコ王女の変装ということを、彼は知らなかった・・・

その頃
王宮では、ポコポコ王女が悶々と過ごしていた
・・・恋するって、つらい・・・
根が素直ではないポコポコ王女は「あなたが好き!」なんてことは死んでも言えない
だから、どうしていいか分からなかった・・・

いつも「王女様が大好きです」「結婚してください」「愛しています」
言われることは慣れていたが、自分から「好き」だと言ったことは一度も無い
だから、どうしていいか分からなかった・・・


毎日
ゾウさんを探し続けるジミー
そんなある日
ジミーが働いている、ニューハーフパブ、ひげガールに60代前半くらいのゾウの紳士がお客に来た
ヘルプで付いた彼は思い切って似顔絵を見せて聞いてみた

「あの〜知り合いにこんなゾウの娘さんはいませんか?」

ゾウの紳士は似顔絵をジッと見てから、ジミーに笑顔で微笑んだ

「知っているよ、うちの娘だ」

「ホントですか!良かった、実はあなたの娘さんからもらった指輪をお返ししたいのです」

そう言って小さな箱を取り出した、その中にはポコポコ王女からもらった指輪が入っている

「これを娘さんに渡してください」

「いや、これは直接あなたから渡してください、店が終わったら一緒に私の家に行きましょう」

親切なゾウの紳士の言うままに、店が終わった後、チャイニーズドレスのままタクシーで紳士の家に向かった
そこはかなりの豪邸だった
応接間に案内されたジミーがしばらく待っていると、ゾウの紳士がやってきて
「娘が部屋で待っています」
二階に連れて行かれたジミー、ドアを開ける紳士「さあ、どうぞ」
暗い部屋に入ると突然後ろからベッドに押し倒されるジミー、首にゾウの鼻がからみつく
「へへへ、キミ可愛いねぇ〜〜〜、優しくしてあげるぞう〜〜〜」

なんとか抵抗しようとするのだが、ゾウの体重は何トンもある、身動きできないジミー

・・・ううう・・俺の貞操が・・・

ジミーは必死にゾウの鼻に噛みつき両手で耳をひっかいた

「ふざけんな!」

豪邸から逃げるジミー
何とか貞操を守ることはできた

・・・ちくしょう、あのゾウの女のせいだ!あいつのせいでこんな目に合うんだ・・・

ジミーがそんな目に合っていることも知らず
ポコポコ王女はベッドで眠りについていた
楽しい夢を見ているのか、ニヤッと笑った


つづく





pokopoko.jpg

 ポコポコ王女 オカマバーに行く!の巻


夕方になると突然ポコポコ王女が

「オカマのショーを見に行きたい」

と騒ぎ出した、ねずみ爺さんは
「ダメですよ、もう夜になってしまいます、こんな時間から街に出かけたら王様に怒られます」

「大丈夫よ、パパにはパンダ王国のファッションショーに出かけるって言ってあるから」

「そうですか〜・・・でも、オカマのショーなんて面白いんですか?私はそんな下品なもの見たくありませんなぁ〜」

「あんたはどうでもいいの!あたしが見たいんだから!」

いつも強引なポコポコ王女、ねずみ爺さんも仕方なく一緒に付いていくことになりました
その夜はカバの着ぐるみではなく、ぞうの着ぐるみで出かけることにしました

「こんなの暑苦しくて嫌なんだけどな〜、可愛いあたしの素の姿を庶民に見せるわけにいかないしね」

夜の繁華街は賑やかです
街角には客引きや夜の女があちこちにいます

「あの、ケバい女たちはなあに?」

「さあ、わたしはちっとも知りませんなぁ〜」

すると、パンツが見えそうなスカートをはいたシャム猫が話しかけてきました

「あら、ねずみ爺さん、久しぶり、今夜は寄っていかないの?」
うろたえる爺さん
「わ・・・わたしはあんたなんか知りません!」
叫びながら次の角まで走って行きました
あわてて追いかける王女
汗ビッショリのねずみ爺さんを見ながら

「あんたも好きね・・・でも、ねずみのくせに猫を相手にするなんて・・・どういう趣味?」

「わ・・・わたしはMなんですじゃ・・・って、何言わせるでしゅか〜〜〜!」

「まあ、どうでもいいけどね・・・あっ!あそこよ!ニューハーフパブ、ひげガールだって、入りましょう」

ポコポコ王女はスキップしながら店の前に行きました、すると金髪でチャイニーズドレスのトラのオカマが話しかけてきました

「いらっしゃいませ、ご予約のお客様ですか?」

よく見ると、あのスィーツのお店で店員をしていた、生意気なトラだった!

王女はドキッとした

・・・可愛い・・・

チャイニーズドレスのスリットからのぞく生足が色っぽかった

「8時からショータイムになりましゅ〜〜」

・・・可愛い・・・
・・・しかしなぜオカマになってしまったんだろう???


王女はブリッコしながら聞いてみた

「あの〜〜人違いだったらごめんなさい、あなた先日スィーツ屋さんで店員していましたよね?」

トラは急に男口調になって、照れた

「あっ!そうです、分かりましたか?誰にも気づかれないと思っていたのに・・・やっぱり分かってしまうんですね・・・恥ずかしいなぁ・・・」

「どうして、オカマの姿をしているんですか?ホントにオカマなんですか?」

「いや、そうじゃないんです、スィーツ屋では今でも働いています、実はママが病気になってしまって・・・入院したんです、だから治療費を稼ぐために、朝は新聞配達、昼はスィーツ屋の店員、夜はオカマバー、それが終わったらアニメのペイント、寝るのは一日一時間・・・でも、ママの病気を治すためには仕方ないんです・・・」

王女はドキドキ

「病気って・・・どんな?」

「医者にも原因は分からないらしいんですが、ある朝起きたら体中の毛が無くなっていて・・・縞模様も無くなって・・・一晩で毛が無くなってしまう(あっと言う間に毛が抜ける病)って一万人に一人がかかるらしい、とっても珍しい病気らしいんです・・・」

トラのママの毛が無くなったのは、ポコポコ王女とアライグマ騎士団のせいだ・・・
でも、そんなこと言えやしない・・・

「そ・・・そうなんですか・・・なんて痛ましい・・・」

ポコポコ王女はダイヤモンドの指輪を外してトラに渡した

「これを売って、治療費にしてください、少しでもお役に立つと思います」

そう言って走って逃げた、ねずみ爺さんもあわてて追いかけた

ダイヤモンドの指輪を持ったまま茫然と見ているトラ

走りながら、王女の心に熱いものが溢れてきた

・・・これって、恋?・・・


ポコポコ王女は真実の恋を見つけたのか?



つづく









 59歳の彼は悩んでいた
あと一年で60歳、世間で言う還暦って奴だ
結婚は若いころ一度したが、2年で別れてしまった、
もちろん子供もいないし孫だっていない
それなのに、お爺さんと呼ばれてしまう年齢だ・・・悲しい

彼は最近駅前のスナックに通いだした
そこで働いている女の子に一目ぼれした
彼女の年齢は26歳、彼とは33歳離れている
店では優しく接してくれるが、もちろん恋愛対象では無いだろう
彼女のお父さんは57歳だという・・・彼より年下だ

彼女への恋心は日増しに募っていく
「彼女と付き合いたい・・・彼女とチョメチョメしたい」
欲望が膨らんでいく
しかし、古びたアパートに住んでいる33歳も年上の男なんか相手にしてくれないだろう・・・

大学時代の友人から連絡があったのは、そんな時だ
昔から研究していたタイムマシンの試作品が出来上がったらしい
しかし、誰も試作機に乗りたがらないという
それはそうだろう、戻って来られなくなったら大変だ
試作機は中古のスバル360を改造したものだ
バック・ツゥ・ザ・フューチャーのデロリアンと比べるのも失礼な代物だ

彼は試作機に乗ることにした
行く先は40年前、19歳の彼が大学生の時代だ
試作機は無事に40年前に到着した
スバル360は40年前の風景となじんでいた
彼はすぐに19歳の彼を探し出し、無理やりタイムマシンに乗せた

それから30年後の未来へ戻った
現代から言えば10年前だ
16歳の彼女はすぐに見つかった
ここで、19歳の彼と16歳の彼女を恋人同士にするのが彼の目的だ
それが現代にそんな影響を与えるかは・・・よく分からないが

彼は久しぶりにわくわくしていた


おしまい


 ポコポコ王女の歌♪


あたしは可愛いパンダの王女
街を歩けば みんなあたしのトリコ
女は見た目 可愛けりゃ なんでもできる

わがままだって 許される
万引きしたって 許される
電車で叫べば となりの男は 痴漢で捕まる

ポコポコ王女はパンダの王女
ポンポコ狸と違うわよ

あたしは可愛いパンダの王女
笑顔を向ければ みんなあたしのトリコ
女は見た目 可愛けりゃ なんでもできる

いじわるだって 許される
嘘ついても 許される
殺人したって 不細工な男に 罪をなすりつける

ポコポコ王女はパンダの王女
ポンポコ狸と違うわよ

ポコポコポコポコポコポコ
ポコポコポコポコポコポコ♪

 ポコポコ王女 トラの店員を捕まえるの巻


お城に戻ったポコポコ王女は早速
三人のアライグマ騎士団に命令を下した

「スィーツ屋のトラの店員を逮捕して連れてこい!」

ねずみ爺さんあわてて
「王女様、そんなことしてはいけません」

「なんでよ!あたしのこと可愛くないなんて言った男はみんな捕まえてやるのよ!」

「そんなことしたら王様に怒られます」

「王様には内緒!さあ、お前たちさっさと行きなさい!あっ待って!ついでにスィーツも買ってきて」

「おお〜〜〜!」と叫んでアライグマ騎士団は街へ行きました

一時間くらいでアライグマ騎士団はトラの店員を連れて帰ってきました
アライグマ騎士団が買ってきたスィーツを王女に渡しました

「わ〜い!これが食べたかったの〜〜」

後ろ手に縛られたトラの店員、頭に掛けられていた布を外されて

「あっ王女!そうかあんただったのか俺をこんなとこに連れてきたのは!俺をどうしようってんだよ!」

「さあて・・・どうしようかしら・・・そうだわ皮をはいで敷物にしようかしら、オホホホホ」

「やめてくれよ!そんなことされたら寒くて冬を越せない!」

「まあ、それは冗談だけどね、でも返答しだいでは、そうなることも・・・あるかもね、オホホホホ」

「なんだ返答って?」

「この世で一番美しいのは誰でしょう?」

「なんだそれ?」

「いいから質問に答えて!この世で一番美しいのは誰?」

「俺のママ」

「ママ?あんたマザコンだったの?」

「違う!マザコンじゃない!でも、俺のママの縞模様は最高に美しいぜ」

「ふ〜ん・・・縞模様が好きなんだ、でもあたしのこの黒と白のツートンカラーも美しいと思わない?」

「思わないね、トラのほうが美しい!」

「うるさいわね!死刑よ!」

ねずみ爺さんあわてて
「王女様、そんなことで死刑になんかしていたら、国民がいなくなってしまいますよ」

「じゃあ、島流し!」

「ダメです!王様に黙ってそんなことできません」

仕方なくトラの店員を釈放するポコポコ王女さま
そのことが王様にバレテしまい、王女はキツく叱責された

頭に来た王女はアライグマ騎士団と共に
夜中こっそりお城を抜け出してトラの店員の家に忍び込み
トラのママの毛を刈ってやった


つづく





ポコポコ王女は可愛くない?の巻


 「王女様でも、並んでいただかないと困ります」

そう言われて腕を掴まれた王女
唖然とした顔でトラのお兄さん店員を見つめた

ねずみ爺さんはどうしていいか分からずオロオロ
おまけに集まってきた群衆に踏まれそうになって逃げまわる爺さん

群衆はポコポコ王女とトラのお兄さん店員を取り囲んで
写メ撮ったり大騒ぎ

王女は考えた

・・・この人はあたしが王女って分かってるのに、どうして並ばせるのかしら?・・・
・・・王女の地位が店員より数十段も上だってことが分からないのかしら?・・・
・・・もしかして、バカ?・・・
・・・いやいや、こんなイケメンがバカなわけが無い!・・・
・・・いや、そういえば・・・
・・・バカなイケメンはたくさんいるわね・・・・
・・・モデルって、だいたいバカだし・・・

ポコポコ王女ちょっとブリッ子して

「あたしこんなに可愛い王女なんだけど・・・やっぱり並ばないとダメなの?」

じっと王女を見つめるトラの店員
ため息つきながら苦笑

「そんなに可愛くないじゃん」

「何でよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

ポコポコ王女の叫び声は街外れまで聞こえた
茫然とする王女

パトカーのサイレンが聞こえてきた
「王女様、早く王宮へ帰らないと王様に怒られてしまいます」
茫然とする王女を引っ張って逃げた

「どうしてどうしてどうして???????やっぱりバカ?????」

ポコポコ王女は誓った!

・・・あのトラの店員を跪かせてやる!・・・


つづく



 ポコポコ王女 スィーツを食べに行く!の巻


昼食後、ゴロゴロしながら女性週刊誌を読んでいたポコポコ王女が
執事のねずみ爺さんを呼んだ

「ねえ〜〜、あたし、スィーツが食べたい〜〜〜」

キョトンとするねずみ爺さん
「スイーツって、なんでしゅか?」
「ほら、ここに載ってるじゃない、見てよ!」
女性週刊誌をのぞき込むねずみ爺さん
「ああ、ケーキでしゅか」
「ケーキじゃないわよ、スィーツよ!」
「だって、これはモンブランケーキじゃないでしゅか
モンブランケーキとは、栗をたくさん使って山の形に似せて作ったから
モンブランって言うのでしゅよ
ちなみに名前の由来はアルプス山脈のモンブランから来ていて
(白い山)を意味するフランス語でしゅな
モン・ブラン・オ・マロン」

ムカつくポコポコ王女
「なによ、あんたどこの回し者?ねずみのくせに生意気だわ!ドブに落ちろ!」
週刊誌をねずみ爺さんに投げつけた

「そんなことはどうでもいいの!
とにかくスィーツを食べたいの!
街へ行くわよ!」


と言うわけで
今日もポコポコ王女はカバの着ぐるみでねずみ爺さんとふたり
街へやって来ました
女性週刊誌に掲載されていた人気スィーツ店に行くと
すでに長い行列ができていました

列の最後に(三時間待ち)という看板持った
トラのお兄さん店員が立っていました

「え〜〜!三時間も待つの?あたしそんなに待つのはイヤッ!」

そう言いながら列を無視して店内に入ろうとしたところ
トラのお兄さん店員に阻止されてしまいました

「カバのお嬢さん、ちゃんと並んでくださいね」

「汚い肉球でさわんないでよ!あたしを誰だと思っているのよ!」
小声でなだめるねずみ爺さん
「王女様、いけません、ここはちゃんと並ばなくちゃ!」

「イヤダ〜〜〜〜ッ!あたしは早くスィーツを食べたいの〜〜〜!」

そう叫びながらカバの着ぐるみを脱ぎ捨てるポコポコ王女
その姿を見て行列の人々はびっくり

「王女だ!」
「ポコポコ王女だ!」
「王女様よ!」
「まあ!なんて可愛いのかしら〜〜!」

行列の人々は歓声をあげました
鼻高々のポコポコ王女
トラのお兄さん店員も驚きの表情でポコポコ王女を見つめています
ポコポコ王女は勝ち誇ったように

「入ってよろしいかしら?」

そう言いながら店内に入ろうとしたところ
むんずと腕をつかまれ

「王女様でも、並んでいただかないと困ります」

「なんでよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

叫ぶポコポコ王女

でも
その時
胸がキュンとした

・・・可愛いあたしを見ても威厳を崩さないこの人・・・
・・・もしかして・・・
・・・この人こそあたしの本質を理解してくれる理想の彼氏?・・・

ポコポコ王女に真実の恋は見つかるのか?

つづく

 ポコポコ王女、街へ行く!の巻

執事のねずみ爺さんと街へ出かけるポコポコ王女
もちろんカバの着ぐるみです
「わたし、オシャレな洋服が欲しいわ〜」
「分かりました、街のオシャレスポット109に行きましょう」
「へえ〜、ねずみさんそんなところ知ってるんだ」
「もちろんでございます、これでも流行には敏感ですから」
「ねずみのくせに生意気ね」
あざ笑うポコポコ王女
実は王女、あんまり性格が良くないのです
ムッとなるねずみ爺さん
「ねずみだってオシャレには気を使うんですぞ!チュウ〜〜」
ちょっとムカつくねずみ爺さん

そんなやりとりをしながら街を歩くポコポコ王女とねずみ爺さん
もちろん、カバの着ぐるみなので、誰も王女様だとは気づきません

109の前に着いたら声をかけられました
「へい!彼女」
ポコポコ王女は思いました

・・・こんなカバの着ぐるみでも
持って生まれた気品は隠しようがないんだわ
やっぱり王女だってバレテしまったみたい
美しいってことはツラいわ・・・

などと思いながら振り返りました

そうしたら、鼻ピアスの下品そうな顔した馬面の馬が
「キャバクラで働かない〜?時給800円だけどさ〜〜」
などと言いながら涎を垂らしながらニヤついていました

頭に来たポコポコ王女は
「ふざけんなこの馬面野郎〜〜〜!」
と怒鳴り、馬面野郎に馬乗りになって殴りました
あわてて止めに入ろうとした執事のねずみ爺さんはそばで
オロオロしているだけで、あんまり役に立ちません

警官が駆けつけてきたので
ポコポコ王女とねずみ爺さんはあわてて逃げました


果たして
ポコポコ王女に理想の彼氏は見つかるのでしょうか?


つづく



 ポコポコ王女の住んでいる街は、動物たちが住んでいるアニマルランド
その中でもパンダは人気者、パンダはアニマル界のAKB48

ちょっと前まではライオンさんが王様だったが、今では人気が無くなり
王様の地位を追われて街はずれでひっそりと暮らしている

パンダ王家は街のトップスター

新聞の一面はいつもパンダ王様が何を食べたとか
パンダ女王がチャリティコンサートで転んだとか
パンダ王子がピンポンダッシュして捕まったとか
パンダ王女が買い物で散在したとか
そんな記事ばかり

何をしてもパンダ王家は人気者

パンダって言うだけでみんなチヤホヤ
歩いているだけで「可愛い〜〜〜」とか「真ん丸〜〜〜」とか
喜んでくれるけど
みんな見た目だけ
本質を見てくれる人は誰もいない・・・

ポコポコ王女にはいろんな国の王子様からのラブレターが
毎日トラック三台分届いた
でも、そんなものにポコポコ王女は興味ない
そんなポコポコ王女がパンダであり、王女であるから届くだけで
パンダじゃなくて王女でも無ければ、誰もラブレターなんかよこさない

ポコポコ王女は真実の愛を見つけたかった!

だから
パンダのポコポコ王女はカバの着ぐるみをかぶって街に行き
自分の本質を理解してくれる人を探して結婚することにした

果たして理想の彼氏は見つかるのか?

つづく

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