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 ある日突然宇宙人たちがやってきた!
でも、地球を侵略に来たわけじゃなくて、友好的な良い宇宙人
宇宙人はこう言った
「私たちの星は土地がいっぱい余ってます、狭い星に住んでる地球のみなさん、私たちの星に住んでいいですよ、もちろんタダです」
狭い地球に飽き飽きしていた若者たちはすぐに宇宙船に乗り込んだ!
会社勤めで胃を荒らしたおじさんたちも乗り込んだ!
宇宙人に惚れたお姉さんたちも乗り込んだ!
アパート住まいの家族も乗り込んだ!
第二のアメリカ大陸、フロンティアスピリッツ!
地球の60歳位以下の連中がすべて宇宙船に乗って行ってしまった。
地球に残ったのは老人だけ。
「今更そんな知りもしない星なんて行きたくないですじゃ」

それから三ヶ月
老人たちは気がついた
「ワシら老人が死んでしまったら、地球の人類は滅びてしまう!」
地球の老人たちが集まって会議をした
会議の途中にも老人たちが倒れて死んだ
老人たちは焦った
「会議なんてやってる場合じゃない!」
一人のお婆さんが叫んだ!
「子供を産まなくちゃ!」
お婆さんは横にいたお爺さんを押し倒した
お爺さんたちも誰彼構わずお婆さんを押し倒して子作り作業を始めた。
文句を言う人間はひとりもいない、何たって人類存亡の危機なんだから!
地球上のお爺さんお婆さんは毎日のように励んだ。

やがて、地球全体に新しい生命がたくさんたくさん産まれた
めでたしめでたし。


おしまい


 深夜遅く帰宅すると、迎えてくれる猫のチビ。
その無垢な仕草で俺の疲れた心は慰められる。
ミルクを舐めるチビ、餌を食べるチビ、布団の上で丸くなって眠るチビ、眺めているだけで俺は幸せな気分になる。
猫っていいな・・・いつもそう思う。

今日も上司に叱責された。
馬鹿だ!能無しだ!給料泥棒だ!
上司は思いつく限りの罵詈雑言を俺に浴びせた。
思い出すだけで涙が溢れる。
でも、猫だったら一日ゴロゴロしていても、上司に叱責されることもない・・・猫っていいな・・・・
そう思いながら寝たせいなのか、朝目覚めると猫のチビになっていた。
神様が俺の願いを叶えてくれたんだと思い、一日ゴロゴロしていた。
なんて幸せなんだろう。
何の心配もいらない、仕事のことも、社会のことも、政治のことも、何も心配しなくていい。
ただゴロゴロしていれば、飼い主が餌とミルクを用意してくれる・・・

そのはずだったのだが・・・
俺の体に移ったチビもまた猫の俺と同じようにゴロゴロしている。
三日過ぎると餌とミルクが無くなった。
このままでは家賃も払えなくなり、電気ガス水道が止められてしまう・・・

俺は仕方なく会社に出かけることにした。
服は着れないので、裸のままだ。
しかし、猫が裸で街を歩いても誰も不思議には思わない。
会社の机の上に乗ってパソコンを操作しながら仕事をした。
上司は何も言わなくなった。
猫になった俺に構いたくないらしい。
そんな時は少し幸せな気分になる。

深夜遅く帰宅すると、迎えてくれる俺になったチビ
その無垢な仕草で俺の疲れた心を慰めてくれる・・・

おしまい


 今日は25日
銀行に入金がある日だ
三件の振り込みをしなければいけない
しかし、ATMは大混雑
ここM銀行M支店はいつもこうだ
だいたいATMの数が少なすぎる
T支店のように幅の狭いATMにすれば、同じスペースであと二台は増やせる
そうすれば、40分待つところを35分で済むかも知れない
いや、うまくいけば30分で済むかも・・・
この10分って言うのが貴重なのだ!
時給950円なら158円ってところだ
158円を無駄にしていることになる
25日にATMを待っている人が100万人いるとしたら
1億5800万の時給が無駄になっているということだ!これは国家に取って大損失!
ああ・・・そこのおばちゃん、ATMの前に行く間に通帳とカードを用意しておくもんだよ!
まったく、イライラする!
横を見るとスーツ姿の中年の男が立っている
いつも思うのだが、この人たちは何だ?
もちろん、銀行の人間に違いない
こんなところにタバコ屋のおじさんが立っている訳は無い
澄まして立っているだけで給料もらっているのか、この中年男は!
そう思ったらイライラが爆発した!
「あのさ〜」
中年男に声をかけた
あわてて顔をこちらに向ける中年男
「はい、何か御用でしょうか?」
「いつも思うんだけど、この支店のATMの数少なすぎないか?どうしてもっと増やせないんだ?」
「はあ・・・申し訳ありません、もうしばらくお待ちください」
「あんたはそう言ってるだけで給料もらってるんだろうけどさ、俺たちは早く済ませて働かないと給料もらえないんだよ!」
だんだん調子に乗ってくる俺
「えっ?人の金預かって給料もらってるんだろう、あんたたち偉そうな顔してるけど、昔で言えば銀行なんて両替商だよな?一流企業みたいな幻想持ってんじゃねえのか?ふん!あんたみたいなジジイじゃ話にならない!おう!支店長呼べ支店長!」
ATMに並んでいる人たち全員が俺を見ていた。注目を浴びる俺
だって俺は間違えたことは言ってないからな!正論言ってるわけだから、この爺さんも反論できないだろう!
と、ちょっと気持ち良くなってきた時・・・
それまで「申し訳ありません」的な表情をしていた中年男が突然鬼のような形相になって怒鳴りだした

「うるせえ!バ〜〜カ!少しくらい待てないのか?そんなに正確な毎日を送っているのか?どうせ家に帰りゃゴロゴロ無駄な時間を過ごしているだけだろう!馬鹿野郎!ATM増やすのだって金がかかるんだよ!それくらい馬鹿なお前でも分かるだろう!客だからって威張るなくそ野郎!」
まさか逆襲されると思わなった俺は、口をポカンと開けたまま涎を垂らした

同じころ
N小学校で先生に文句を言っていた親が怒鳴り返された
「お前が馬鹿だから、ガキも馬鹿なんだよ!」

コンビニでは100円のガムを買って一万円札を出した客が唾を吐きかけられた
「コンビニは両替するとこじゃねえんだよ!」

電車遅延で待たされた客が文句を言うと駅員に殴られた
「電車は遅れるもんなんだ!遅れてほしくなかったら飛び込むな!」

テレビ局に抗議の電話した視聴者が脅された
「うるせえ!文句言うんなら見るな!てめえの家に火ぃ付けたるぞ!」

何かが変わり始めていた・・・




 ある朝、起きたら、しゃもじになっていた
最近話題の立つしゃもじだ
しゃもじになった私は台所の炊飯器の横に立っていた
何故こんなことになってしまったんだろう?

私はしばらく呆然と考えていたが、しゃもじになった理由は見当がつかない
目覚まし時計が鳴り、が起きてきた
私がここでしゃもじになっているのに、起きてきたはお尻を掻きながら台所の前のトイレに入った
トイレの中では鼻歌を歌っている

トイレから出てきたをよく見ると、エンボス加工の顔してる
こいつは昨日まで立つしゃもじだっただ、分かりやすく頬にご飯粒まで付けている

私は叫んだ「おい!しゃもじ!どういうつもりだ!俺を人間に戻せ!」
だけど、私はしゃもじだから声が出ない・・・

は朝食の用意を始めた
私は毎朝キチンとごはんを食べてから出社する
は私をつかむと炊飯器の蓋を開け、ご飯の中に私を突っ込んだ

「熱い熱い〜〜〜止めろ〜〜〜やけどする〜〜〜」

でも、には私の言葉は分からない
しゃもじの生活がこんなにつらいものだとは知らなかった・・・

朝食を終えると、しゃもじだったは背広を着て会社に行った
私は荒い息のまま何もできず、炊飯器の横に立ち続けた

いつのまにか暗くなり、酔ったが会社の同僚めぐみと帰ってきた
めぐみは前から私が好きだった会社で一番の美人だ
口下手な私は一度もめぐみを飲みになど誘ったこともない
それなのに、こいつは・・・しゃもじだったくせに!

やがて、奥の部屋から二人の睦言が聞こえてきた
私は気が狂いそうだった
すると、体が少し動いた「よし!この調子だ!」
私は奥の部屋に乱入して暴れるつもりだった

しかし、そうはうまくいかない
がたがた動いた私は、炊飯器の横から下に落ちて頭を打って気絶した

物音で目が覚めると
がトイレに入るところだった
「もう、朝か・・・」

必死に炊飯器のところまで登ってみると
ピンク色の立つしゃもじが置いてあった

「あの・・・私はどうしてここに居るのでしょう?」

ピンク色のエンボス加工の2009年度グッドデザイン賞を取った立つしゃもじが喋った
それも、めぐみの声で!
しゃもじどおしは会話ができるらしい

「めぐみちゃん?」

「はい、あなたはもしかしてNさんですか?」

「そうだよ、Nだよ、どうしてめぐみちゃんしゃもじになっているの?」

「分からないんです・・・目が覚めたらここに立っていたんです・・・」

私はピンク色のめぐみちゃんの横に並んだ、こうしているとふたりは恋人みたいだ
しゃもじも悪くないなぁと思った

トイレからが出てきて、ふたつ並んだしゃもじを見た
私はちょっと誇らしい気持ちになった

「めぐみちゃんは私のものだよ」
そう言ってやりたかった

しかしは、私を見て顔をしかめた
私はホコリだらけだった、これではしゃもじとして失格だ

は私をつまんでゴミ箱に捨てた
私の恋は一瞬で終わった


おしまい

 59歳の彼は悩んでいた
あと一年で60歳、世間で言う還暦って奴だ
結婚は若いころ一度したが、2年で別れてしまった、
もちろん子供もいないし孫だっていない
それなのに、お爺さんと呼ばれてしまう年齢だ・・・悲しい

彼は最近駅前のスナックに通いだした
そこで働いている女の子に一目ぼれした
彼女の年齢は26歳、彼とは33歳離れている
店では優しく接してくれるが、もちろん恋愛対象では無いだろう
彼女のお父さんは57歳だという・・・彼より年下だ

彼女への恋心は日増しに募っていく
「彼女と付き合いたい・・・彼女とチョメチョメしたい」
欲望が膨らんでいく
しかし、古びたアパートに住んでいる33歳も年上の男なんか相手にしてくれないだろう・・・

大学時代の友人から連絡があったのは、そんな時だ
昔から研究していたタイムマシンの試作品が出来上がったらしい
しかし、誰も試作機に乗りたがらないという
それはそうだろう、戻って来られなくなったら大変だ
試作機は中古のスバル360を改造したものだ
バック・ツゥ・ザ・フューチャーのデロリアンと比べるのも失礼な代物だ

彼は試作機に乗ることにした
行く先は40年前、19歳の彼が大学生の時代だ
試作機は無事に40年前に到着した
スバル360は40年前の風景となじんでいた
彼はすぐに19歳の彼を探し出し、無理やりタイムマシンに乗せた

それから30年後の未来へ戻った
現代から言えば10年前だ
16歳の彼女はすぐに見つかった
ここで、19歳の彼と16歳の彼女を恋人同士にするのが彼の目的だ
それが現代にそんな影響を与えるかは・・・よく分からないが

彼は久しぶりにわくわくしていた


おしまい



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