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 タイムマシン act5


「喉が渇いた・・・」
19歳の彼女がつぶやいた
俺は、水道の蛇口からコップに水を注いで渡したが
「ミネラルウォーターは無いの?」
この時代そんなものは無い
「じゃあ、コーラでいいわ」
俺は外に出た、コンビニはこの時代まだ普及していない、俺は酒屋でビンのコーラを2本買った
部屋に戻ると、彼女がいない、2本のコーラを持ったまま茫然としているとサイレンの音が聞こえてきた
2階の窓から表の通りを見ると、彼女が両手を振り回してパトカーを呼んでいる
まずい!警察に電話したらしい
俺はコーラを持ったまま部屋を飛び出し外階段から裏家の庭に飛び降りて逃げた
タイムパトロール隊はいなくても、本当のパトロール隊は存在するのだ
後ろを振り返ることもせず、裏道から裏道を走り続けた
少し休んでコーラを飲んだ
ここまで来れば大丈夫だろう

しかし、19歳の彼女をこの時代に置き去りにしたままでいいのだろうか?
2011年の彼女が存在しなくなってしまうのか?
大好きな彼女をこのままにしてはいけない

書きながら、前回のお話しを読んでいて、年代の間違いに気づいた!
19歳の彼女を拉致したのは2011年じゃなくて2004年だ!
すいません
ボーッとしながら書いているとこんなことになる・・・時間移動ものは大変です

というわけで
警察から帰ってきた彼女を見つけてまた拉致して2004年に送り届けた

そして1997年に行き小学校帰りの12歳の彼女を拉致して(完全に犯罪者だ・・・)
1970年の23区の外れにあるW町に連れていった
すぐに小さなアパートを借りた
前と同じようなトイレ共同の部屋である
この時代にはこういうアパートは当たり前のように存在していた
12歳の彼女は最初こそ怯えて震えていたが、近所の公園に連れて行くと野良猫見つけて喜んでいた
1970年のこの町はまだ畑が広がり空地もたくさんあった
「飼っていいよ」
そう言うと嬉しそうに猫を抱きかかえて連れてきた
59歳の俺と12歳の彼女との共同生活が始まった
大家には親子と話してある
近くの小学校に編入させてもらい、俺も働きだした
アパートから少し離れたところに、大学に入ったばかりの18歳の俺が住んでいる
紆余曲折あったが、これで何とかうまく進んでいくだろう・・・

つづく








 タイムマシン ACT4

19歳の彼女を拉致した!
すぐにスバル360に押し込んで過去へ向かう
とうとう俺は犯罪者!
藤子・F・不二雄さんのマンガなら、すぐにタイムパトロール隊がやってきて捕まるだろうが、現実にはそんなパトロール隊は存在しない・・・いや、いるかもしれないが・・・

まあ、それはその時考えるとしましょう

非常に展開が早い本作では、拉致の手順など詳細に書いている暇は無いので省きます
とりあえず睡眠薬を飲ませたということでお許しを!

そんなわけで
1975年にやってきた

この年、ベトナム戦争が終結
テレビアニメ「タイムボカン」が放送開始
5月1日、本上まなみ誕生
11月16日、内田有紀誕生
22歳の別れ、なごり雪・・・かすかにフォークソングの小さな流れはあるが
ユーミンがニューミュージックの大きな流れを作り出そうとしていた時代

この時代
23歳の俺はフォークシンガーになる夢は微かにあるものの、時代の流れが早すぎて、付いていけなかった・・・
上京し勤めた会社をすぐに退社、バイト生活をしながら知り合った女の子の紹介で文芸サークルに入り、ガリ版刷りの同人誌に詩とも言えない意味不明ななぐり書きを発表しては「〇〇くんの詩はランボウみたいだね」なんて愚にもつかない褒め言葉に自信満々になっていた頃・・・
先の見えない霧の中を彷徨っていた23歳の俺

そんな俺のいる時代に、59歳の俺と19歳の彼女はやってきた
彼女が目を覚ましたのは新宿歌舞伎町の裏にある古いアパートの一室
6畳一部屋、トイレと台所は共同、風呂は無い
19歳の彼女は小さなうめき声をあげて目を開けた
睡眠薬から目覚めた後は、しばらく頭痛がする(想像だけど)
彼女はボーッとした目で59歳の俺を見た
特に悲鳴をあげることもなく、じっと俺を見ている
26歳の彼女も可愛らしかったが、19歳の彼女ももちろん可愛い、じっと見つめられて、俺は恥ずかしくなってきた、こんな可愛い少女をこんなところに拉致して連れて来るなんて、俺はなんて悪党なんだろう・・・と後悔した・・・

「ここはどこ?」

「ここは、新宿、ただし1975年の新宿だけど・・・」

「えっ?・・・」

「キミのいた時代は2011年、だけどここは、1975年、つまり2011年から36年前の過去だ」

「過去?」

まだ理解できないみたいだ、それも仕方ない、タイムマシンで過去に連れてこられるなんて、滅多にできない経験だ・・・

「どうして、過去なんかにいるの?」

あんまり正直に話してもよけい理解できないかもしれない
ここは、誤魔化そう

「2011年、地球に隕石が衝突した、そのエネルギーは強大なものだったらしい、時空間に乱れが起きて、時間軸がずれてしまった・・・そのために過去に飛ばされたらしい・・・私もキミと同じように過去に飛ばされてきた」

「・・・そう・・・なんか突然後ろから羽交い絞めされて気を失ったような記憶があるけど・・・」

俺はちょっとあわてて
「それは夢だよきっと!」

「そうね・・・そう言われると、そんな気もする・・・」


つづく







 ポコポコ王女 カーバー王子とデートの巻


翌日、ポコポコ王女とカーバー王子は二人だけで、城下町にお出かけしました
「着いてこないでよ!」と王女にキツく言われたねずみ爺さん、でも心配!心配!大心配!
何かあってはいけないと、こっそり後を付けました、ねずみ爺さん小さいので、こういう任務はお手の物
カーバー王子の国は農業中心なので、ポコポコ王国のような賑やかな繁華街はありません
メイド喫茶とか大きなデパートとか、カーバー王子には珍しいものばかり
でも、ポコポコ王女とカーバー王子が歩いているとすぐに群衆に囲まれて身動きできなくなってしまいました
そんなわけで、仕方なく街はずれの湖に行きました

「さすがにポコポコ王女の人気はスゴイな〜、マジびっくり!」

「当たり前じゃない、こんなに可愛いんだから仕方ないわよね、どこへ行っても、可愛い〜〜素敵〜〜チャーミング〜いけてる〜〜って、みんな寄ってくるから、大変なのよ、カバみたいな不細工に生まれたかった

「そうか〜、俺だって国では人気者なんだけどな」

「それはカバが王子だからでしょ、ただのカバだったら、誰も寄ってこないわよ、あたしなんか王女じゃなくったって、可愛いさは変わらないわ」

「マジだよな、マジに可愛いよポコポコ王女、その丸い顔、クリクリっとした目、パンダのくせにアヒル口、樽のような身体、どこをとっても完璧だよ」

「もっと言ってもっと言って!」
嬉しくてポコポコ王女の瞳が潤んできた

すかさずポコポコ王女の腰に手を回すカーバー王子
「愛してるぜ」
カーバーの唇が王女の唇を奪おうと近づいた

近くの茂みで見ていたねずみ爺さんあわてて叫ぼうとした時

「お兄様〜〜〜〜〜!」

ハッとなる一同
声のしたほうを見ると
一台の自転車が走ってきた
茫然と見ている王女
二人の前に自転車を止めると、黒ヒョウの美少女が颯爽と降りた
ヘルメットを脱ぐと長い髪が風になびいた
ハッとするような美少女である

「ふう〜〜〜やっと着いた、お兄様、遅れてごめんなさい」

「マナ、大丈夫だったか、疲れたろう」

「大丈夫、大丈夫、これくらい平気よお兄様」

茫然と見ていたポコポコ王女

「お兄様?」

「ああ、俺の妹だ」

「妹って・・・カバじゃないの?」

「うん、黒ヒョウのマナだ」

聡明な眼差しのマナ
「マナです、お兄様がお世話になっています」

そう言ってカーバー王子と顔を見合わせ微笑み合う二人

ポコポコ王女の心に嫉妬の炎が燃え上がってきた

自分より美しいものは許せない王女であった

「なんで、カバの妹が黒ヒョウなのよ?・・・」


つづく




 タイムマシン ACT3


結局パチンコで時間をつぶし、7時すぎに「みすず」に行った
小さな居酒屋だが、品の良い内装、そして彼女のお母さんの優しげな立ち振る舞い
この親にして、あの娘ありという感じだ
少し飲んで店を出た
最初から深追いはしないほうが良いだろう

マンションに戻ると19歳の俺がいない
あれほど部屋を出るなと言っておいたのに・・・
あわてて近所を探し回ると、19歳の俺がコンビニで立ち読みしていた
すぐにマンションに連れ戻したが、それから三時間ものあいだ19歳の俺からの詰問にあった
19歳の俺にはここが1972年の東京だと嘘を言っていたが、コンビニで立ち読みしたことで、すべてバレてしまった
まあ、いつまでも隠してはおけないと思っていたが、バレるのが少し早すぎた

「俺を北海道に返してくれよ!こんな訳の分からない場所にはもう居られない」

最後には19歳の俺は「カアチャ〜〜ン」と泣き出した
彼はすっかりホームシックになっていた

仕方が無い、ひとまず彼を1972年に返したほうがいいかもしれない
すぐに19歳の俺をスバル360に乗せ1972年の北海道M市にタイム移動し、彼を解放した

計画の立て直しだ
19歳の俺を連れて行くのは諦めよう
反対に、16歳の彼女を過去に連れて行って19歳の俺に会わせよう
しかし、それだと過去の北海道だ
そんな田舎に連れて行くのは彼女が可哀そうだ

大学卒業した後、東京で就職したんだから
彼女を東京へ連れて行こう
23歳の頃の俺に会わせよう
彼女は19歳くらいがちょうどいいかな

1975年の23歳の俺に、2004年の19歳の彼女を連れて行く
よし、すぐに彼女を探しに行こう!


つづく


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